シルバー925コーティングとは?シルバー925との違い

アクセサリーの中でも人気の高い素材である【シルバー925コーティング/シルバー925】。 何気なく身に着けているこのシルバーについて、意外と知らないことが多いのではないでしょうか?

いったいシルバーとはどんな素材なのか?このページではそんなシルバー925について紹介していきます。

1.シルバー925とは?

シルバー製のアクセサリーはシルバー925と呼ばれる素材であることが多く、【SV925】とも表記されていたりします。ジュエリーで表現するシルバーとは、銀の事で、925は純銀の含有率を表しています。

『925』とは銀が含まれている割合(純度)のことで、これは素材の中の92.5%がシルバーであるということです。 それ以外の8.5%に関しては主に銅、その他アルミニウムなどを混ぜています。

銀はとてもやわらかい金属のため、100%銀にしてしまうとアクセサリーに使用するには向いていません。 そのため、硬い金属である銅を混ぜることで、硬度を出し、扱いやすい状態にしているのです。

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2.シルバーは【錆びる】ことはほぼない

錆びる=酸化と考えると、シルバーはほぼ錆びない金属です。

金属の錆びやすさ、錆びにくさは、イオン化傾向の大小で決まります。イオンになりやすい(イオン化傾向が大きい)金属は錆びやすく、イオンになりにくい(イオン化傾向が小さい)金属は錆びにくくなり、銀は金やプラチナについでイオン化傾向が小さい元素です。

全く錆びないというのではなく、かなり特殊な条件でのみ酸化し、錆びます。

日常生活の中では、錆びの心配はありません。
ご安心ください。

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3.シルバーの黒ずみの正体は錆びではなく【硫化】

シルバーが黒くなっているのは、サビではありません。

酸化は上記の通り、錆びることです。
黒ずむことを「シルバーが酸化した」と言うのは違っていて、

「シルバーが硫化した」が正解です。


硫化は、空気中の「硫化水素」、人間の皮脂や温泉の「硫黄」などが付着し、表面に硫化銀が発生することです。


シルバーが黒くなるのは、酸化ではなく、硫化です。
硫化することによって、シルバーが黒ずんで見えます。

シルバーと黒ずみ、切っても切れないものです。

シルバーアクセを愛用されている方なら、一度は聞いたり経験したりしていることでしょう。

黒ずみが軽度のものなら、柔らかい布で拭くことで取ることができます。

シルバー磨きが歯磨き粉でできる!?黒ずみができた時の簡単お手入れ方法

4.金属アレルギーは大丈夫?

5.シルバー925コーティングとは?

シルバーはくすみ、黒ずみが起こってしまう金属ですが、 それを防ぎ、表面に美しい白金色の輝きを得られるために行われる表面処理をシルバー925コーティングと呼びます。

表面の硬度をあげ、傷をつきにくくするとともに、白銀の美しい色に輝きを付加します。

また、表面をシルバー925コーティングすることで、くすみ、黒ずみの原因となる硫化反応を防ぐ目的もあります。

6.シルバー925のアイテムを長く使おう!

今回はシルバー925、シルバー925コーティングについて紹介させていただきました。

素材の知識を深めることによって、よりアイテムに愛着を持つことができるのではないかと思います。

それだけでなく、シルバーは上述のとおり、変質しやすいアイテムでもありますが、 上手に付き合っていくことによってずっときれいにお使いいただけるものでもあります。

決して安い素材ではないので、愛着を持って長い時間大切に使用していきたいですね。

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